朝採りとは?

よく、「朝採りは新鮮でおいしい」というフレーズを耳にすると思いますが、
なぜ、新鮮でおいしいのでしょうか?朝採りが新鮮でおいしい理由は、ちゃんとあります。
まず、野菜が一番新鮮な状態とは、畑に植わっているときです。
野菜は収穫した時点から鮮度の低下が始まります。生き物ですから、仕方ありません。
野菜は収穫すると、水分や栄養の補給が絶たれ絶食状態になります。
しかし、野菜自身は生きようと生命活動を続けていますので、体内の水分や栄養分を少しずつ
消費していきます。この活動が、鮮度とおいしさを落としていきます。

では鮮度の低下をできるだけ抑えるためには、どうしたら良いのでしょうか?
その解決の糸口は野菜の体温に関係があります。

野菜の生命活動は体温が高いほうが活発になり、体内の栄養分の消費も早くなります。
一日の中で一番気温が低いのが朝です。逆に気温が高いのは、昼になります。

昼に収穫したものは、朝に収穫したものよりも、体温が高く活発に生命活動を行っています。
収穫してすぐに調理して食べてしまえば鮮度は高いままなのですが、時間がたってしまうと
鮮度の低下は朝採りのものよりも著しいのです。